goemon_dorobow不景気が続いているせいで、オレオレ詐欺だとかひったくりだとか空き巣だとか、物騒な話が最近は続いている。特に情に弱いお年寄りを狙った詐欺事件や、お年寄りや女性を狙ったひったくりというのは許しがたい。弱い者を更に痛めつけるなんて、地獄の沙汰ならどんな罰が待っていることか。

同じ窃盗犯でも、五右衛門みたいな泥棒だったら大歓迎だ。世の中、ズルい奴やひどい奴は沢山いる。そういうやつに限って金は持っていたりするから、そういうやつからがっぽりと、金を巻き上げて欲しいものだ。アニメのルパン三世に登場する石川五右衛門は、斬鉄剣でなんでも切ってしまう。車だって岩だって頑丈そうな鍵だって、なんでもさらりと刀ひとつで真っ二つにしてしまう。ルパンやその他の人間の衣服だって、怪我ひとつ負わさず、服のみ切り刻むことが可能だ。

ルパンはどうだか知らないが、五右衛門という泥棒は確かに存在していたらしく、最後は罪に追われ処刑されてしまう。その処刑風景から五右衛門風呂と名付けられた風呂が後世に登場するのだが、その風呂の名前の由来を聞いて、五右衛門の壮絶な最期に私も驚いた。五右衛門に限っては、死後地獄に送られても、ひどい罰は与えられないのではないかと思う。

空き巣や泥棒全般を防ぐには、やはり自宅の開口部にはしっかりした鍵をつけること。マンション暮らしならまだいいが、一戸建てだったら全ての部屋の窓という窓、ドア、開口部の防犯を確認した方がいい。どんなにボロいアパート住まいでも、鍵が甘く入りやすい部屋は狙われ、盗む物がなかったら腹いせに部屋を無駄に荒らされるのだという。五右衛門のように、強きを憎み弱気を助けという考え方ではないので、弱い部類にあたる人間は特に、自分で特別な対策を準備しておいたほうがいいかもしれない。