key_car父が75歳となり、先日地元の自動車教習所まで、父の講習予備検査に行ってきました。父が検査を受けている間、私は行くところもなかったので、教習所のロビーの長椅子に座って時間を潰したのですが、自動車にまつわるあれこれについてのビデオが流れていて、それを観ることもありました。

ビデオでは緊急時避難の注意点をやっていて、車のキーはさしたまま、その場を離れるとなっていました。災害時、自動車を使って非難するのはよくないという事は、今でもはもう多くの人が知っているのかもしれませんが、間違って車で出てきてしまい、渋滞にはまってやむを得ず車を手放して逃げる場合は、鍵をつけたまま、ロックもかけないでおけば、後で第三者が動かすことができ、車を放置する迷惑も減るということでした。

数年前、関東では珍しい降雪の際、綱島から日吉に続く長い坂道で、車が雪にタイヤをとられ日吉方面に登ることができず、車を放置する人が続出する場面を目撃しました。うちはスノータイヤを履いていたのですが、多くの車が急な降雪に対応できなかったようです。車が両端に放置されてしまったため、その後の道は大渋滞になったのはいうまでもありません。翌日以降雪がやみ、少しずつ全てがまた動き出した時、その道だけは放置車両の撤去が進まず、バスや大型車が通行し辛く大変な騒ぎだったようです。ロックされ、鍵もついていない車ばかりだったそうで、レッカー車も出動していたようですが、作業員の方たちの苦労が想像できました。

自動車のインロックで大変な思いをしたことがありますが、その時に来てくれた鍵屋さんによれば、特殊キーを使用している車はそれを紛失した時、普通のカギよりさらに大変だということでした。日吉は高級住宅地ですから、放置されていた車も高級車が多く、きっと特殊キーの率も高かったのではないでしょうか。